Webメディアの校正・校閲者になるには?【WEBライターからのキャリアアップ】

Guten Tag!こんにちは!
ドイツ在住デジタルノマドのあさひなペコです!
副業としてだけでなく、海外に住みながら日本円を稼げる可能性がある魅力的な在宅ワーク。
仕事内容は幅広く、どれが自分に向いているかどうかわからなくなりますよね!!
私もそうでした!
どんな仕事が在宅ワークでできるかが分かると、自分が進むべき道も見えてくるってものです。
今回は、在宅ワークのお仕事の中でもメディアのクオリティを上げて信ぴょう性を向上させるWebメディアの「校正・校閲」の在宅ワークについてご紹介します!
自分で校正校閲ができるようになれば、おのずとブログ記事の品質は上がるほか、WEBライターのプラスα業務としても活躍が見込めるため、ぜひ参考にしてみてください!
- 校正・校閲の仕事がどんなものか気になる方
- 校正・校閲の仕事に興味がある方
- WEBライターとしてキャリアアップ/レベルアップを検討している方
- 実際に業務経験がある人の意見を参考にしたい方
- 紙媒体との違いを知りたい方
Inhalt (目次)
Webメディアの校正・校閲ってなに?

Webメディアの校正・校閲とは、簡単に言うと、記事の品質をUPさせるために必要なチェック作業および修正作業をする人たちのことです。
Webライターをやっているとお見掛けする、おなじみの業務ポジション&WEBライターの上流工程です。
近年では、AIを使った文章の自動校正・校閲ツールの普及により、校正・校閲の業界も変化を迎えています。
自動校正・校閲ツールは、誤字脱字や文法ミスを自動的に修正するため、従来の校正・校閲の作業を大幅に省力化できるでしょう。
しかし、自動ツールではできない文章力や表現力、そして独自の視点やアイデアを持つ校正・校閲者が求められる場合もあります。

Webメディアの校正校閲と本の校正校閲との違い
校正校閲の仕事には、書籍やポスター、新聞など紙媒体の仕事があります。

それ以外の違いは、以下の通りです。
- メディアの特性の違い
- 読み手の違い
- 進め方の違い
簡単に紹介します。
メディアの特性の違い
Webメディアは随時更新されるため、内容の修正がいつでも可能です。
その分、書籍よりは気が楽ではありますが、Webメディアの品質をあげるためにも書籍レベルの正確性や整合性などが求められます。
一方、書籍は一度出版すれば、内容を簡単には修正できません。
そのため、出版前に校正・校閲を行い、誤字脱字や表現のミス、事実の齟齬を防止することが重要です。

読み手の違い
Webメディアはタイムリーな情報提供が求められる傾向ですので、わかりやすさが重要です。
また、Webメディアは、スマートフォンやタブレットからもアクセスされることが多いため、校正校閲を行う上でも、簡潔な文章表現や見やすいレイアウトが求められます。

一方の本は、一度購入したら何度でも読み返せますよね。
読者にとっての誤字脱字や表現のミスがあると不快な印象を与えます。

進め方の違い
Webメディアの校正校閲は、記事を公開する前、公開後の修正という形で行われることが多いため、スピード感を持ちながら、柔軟に対応することが求められます。

また、Webメディアでは、SEO対策やSNSでのシェアを意識した文章作りが必要となることがあります。

一方、本の校正・校閲は、出版前の最終チェックとして行われることが多いものの、Webメディアと比較するとスピードは緩やか(もちろん納期はありますが)だといえます。
Webメディアの校正・校閲者の仕事内容

Webライティングの世界では「校正・校閲」と良くひとくくりにされていますが、実はそれぞれやることが異なるため、役割を混同しがちです。

メディアによっては
- 校閲者=校正も校閲もやる
- 校正者=校正も校閲もやる
- 校正者・校閲者=それぞれすみ分けている
などといわれていることあります。
以下では、「校正・校閲業務」とした場合に、一般的に行われている仕事内容についてご紹介します。
校正者の主な仕事
校正者としての主な業務内容は以下の通りです。
- 日本語表現チェック
- 誤字・脱字・文法の誤りチェック
- 表記が揺れていないか(記事内/メディア内で同じか)チェック

校閲の主な仕事
校閲の主な仕事内容は、以下の通りです。
- 文章が論理的に伝わっているか?
- 文章の体裁やスタイルはメディアに沿っているか
- 原稿に書かれていることは正しいかチェック
- 原稿に書かれていることは本当にありうるのか?
- 記載された歴史や数字、統計などのデータが本当かどうかの事実確認
- 事実確認を以て、記載されている内容を残すべきかどうかの判断や提案
「ライターが書いた内容は本当なのだろうか」
「事実と反していないのかな?」
という点を、官公庁サイトや公式サイト、時には書籍を使って事実確認を行い、誤りがある場合や事実と反する内容を書いている場合はその旨を指摘します。

監修者との違い
校閲と似た業務に監修という業務があります。
監修者を入れているメディアの場合、校閲との境界線は
「専門的な内容に誤りがないか」を見ている傾向にあります。
なぜWebメディアでも校正校閲が必要なのか?

Webメディアの性質上、記事って無料で読めるじゃないですか。
なので、なぜわざわざ無料のWebメディアなのに校正校閲が必要なのか疑問に思う方もいるでしょう。
校正・校閲は、ブログ記事の品質向上に欠かせない役割を担っています。
具体的には以下です。
- メディアの運営規模や売り上げ規模が大きいほど、信頼性を欠いてしまう恐れがある
- 読み手の理解を妨げて再検索させてしまう
詳しく見てみましょう。
メディアの運営規模や売り上げ規模が大きいほど、信頼性を欠いてしまう恐れがある
誤字・脱字や文法のミスがある文章は、読み手に不快感を与えてしまいかねません。
あなたも、ペコのブログで誤字脱字があると、即ブラウザを閉じませんか?(笑)
これが個人ブログだったらまだ大目に見れるかもしれませんが、以下の場合だったらどうでしょうか?
- 大手企業のコラム記事
- 売上めっちゃあげてると豪語している個人事業主のブログ記事
- 依頼単価の高いフリーランスのブログ記事
- コーチング・講師系ビジネスを大規模で展開している人のブログ記事
誤字脱字があると執筆者の能力が問われるほか、「メディアとして大丈夫なのか?」という信頼性、プロという権威性を損なうことにもつながります。

読み手の理解を妨げて再検索させてしまう
論理的なつながりやスタイルの統一性を欠いた文章は、読み手の理解を妨げることがあります。
SEOのことを知っている方なら常識レベルですが、読み手の理解を妨げてしまうブログは、読者に再検索をさせてしまうことに繋がりますよね。

校正・校閲は、こうした問題を解決することで、文章の伝達力や信頼性を高める役割を果たします。
Webメディアの校正校閲が活躍する場所

では、Webメディアの校正校閲は、どこで活躍しているのでしょうか。
主に以下の場所が考えられます。
- SEO対策をゴリゴリ行っているWebメディア(法人、個人)
- Webメディア制作会社(社員、業務委託、パートナー契約)

Webメディアの校正・校閲者になるには?資格は必要?

校正・校閲の仕事を始めるためには、以下の方法が考えられます。
- WEBライターとしての経験を積んでから応募する
- Webメディアの校正・校閲を採用する制作会社や業野にアプローチする
- 紙媒体の校正校閲業務を経験する
WEBライターに大切な読者に刺さる文章を書く特訓ほか、マニュアル通りに記事を納品できるスキル、修正回数を減らす努力をすれば、おのずと文章力が上がります。
WEBライターとしてのスキルも上がれば、クラウドソーシングサイトやフリーランス向けのマッチングサイトなどを活用して、校正校閲の仕事にチャレンジできますね!
また、校正・校閲を専門に行う業者や個人事業主にアプローチして仕事の依頼を受けたり、紙媒体の校正校閲求人に応募してみることも方法のひとつです。
資格は必要?

つまり、
しっかりWEBライターの仕事さえ行い、評価されていれば、資格なしでも校正校閲業務を受けられるということです。
しかし、仕事を安全に受けるための付加価値として、資格取得を検討してもよいでしょう。
校正・校閲を行うための資格としては、「校正技能検定」があります。

「校正技能検定」を持っていると客観的な信頼性が高めやすいほか、仕事の受注にもつながるかもしれませんので、付加価値をつけたい方は取得を目指してみてもよいでしょう。
ペコ的Webメディアの校正・校閲者のメリット・デメリット【体験談込み】

Webメディアの校正校閲者になりたいのであれば、やはりメリットやデメリットも把握しておくと役立ちます。
何事も必ずデメリットはありますよね。
悪い面も把握したうえで、気になる場合はぜひWebメディアの校正・校閲者になることも検討してほしいなぁと思っています!
実際に校正校閲業務を経験したり、校正校閲業務の方と接する機会があるペコが、聞いた話や体験談をもとにメリット・デメリットご紹介しますね!
- 自分がWEBライターの場合、文章スキルが上がる
- 自分がWEBライターだとキャリアアップの可能性がある
- 様々な分野の知識がつく
- 紙媒体のみの経験者の場合、Webメディアならではの知見(SEO対策など)について学べる
- 慣れないと時間がかかり、単価と見合わない可能性がある
- 納期が厳しい場合がある
- SEOなどWebメディア特有の知識が必要
- 人のメディアを見ていると誤字脱字などが気になっちゃう(笑)
ちょっと主観が混じっている点だけご容赦を!
では、詳しく見てみましょう。
メリット
メリットはこんな感じかな?と思っています。
- 自分がWEBライターの場合、文章スキルが上がる
- 自分がWEBライターだとキャリアアップの可能性がある
- 様々な分野の知識がつく
- 紙媒体のみの経験者の場合、Webメディアならではの知見(SEO対策など)について学べる
特にWEBライターから校正校閲業務を目指す場合、Webメディアの校正・校閲業務を行うことで、自分が書く文章の構成や表現力、語彙力などが向上する可能性があります。

『正しい日本語で伝わる文章を』
引用:記者ハンドブック 第14版: 新聞用字用語集 | 一般社団法人共同通信社 |本 | 通販 | Amazon
漢字と平仮名どちらを使うのか、送り仮名はどう付けるのか、同音異義語の使い分けは?
用例が豊富な用字用語集と読みから引ける漢字表。外来語の正しい使い方も明記。
一般企業の企画・広報担当者からWEBライターまで、文章を書くすべての人にお薦めする日本語用字用語集の決定版です。
Webメディアによっては、『記者ハンドブック』と呼ばれる書籍をフル活用します。
『記者ハンドブック』を超簡単に言うと、新聞記者が日本語の正確な表記を書くために編さんされた辞書のような書籍です。
書籍はあっても無くても良いですが、WEBライターとしてキャリアアップを望む場合は1冊手元に置きたい書籍です。
デメリット
デメリットは、こんな感じです。
- 慣れないと時間がかかり、単価と見合わない可能性がある
- 納期が厳しい場合がある
- SEOなどWebメディア特有の知識が必要
- 人のメディアを見ていると誤字脱字などが気になっちゃう(笑)
何と言っても、慣れないと時間がかかるという点です。
校正校閲の業務って、WEBライターよりも単価が低いことがあります。
特に校閲作業に時間がかかってしまい、安請け合いにイヤになってしまう場合も。

ペコ的Webメディアの校正・校閲の業務に向いている人
実際にWebメディアの校正・校閲の業務経験があるペコが考える向いている人は、こんな人たちだと思っています。
- 丁寧な作業ができる方
- 調べごとが好きな方
- 普段から読書が好きな方
- すでに紙媒体で校正校閲業務を経験済みの方
- コミュニケーションが円滑な方
- 納期を守れる方
- Webライターとしてクライアントからプロ認定または高品質記事を納品する人と認められた方
まとめ
Webメディアの校正・校閲は、紙媒体と同様、文章を正確かつ読みやすくするための重要な業務です。
自身がWEBライターとして文章を書くことで経験を積むことが、Webメディアの校正校閲業務を受ける近道といえます。
文章や日本語力のほか、コミュニケーション能力といったスキルが求められます。
最近では自動校正・校閲ツールの普及により、業界も変化していますが、独自の視点やアイデアを持つ方が求められることもあります。
この記事を参考に、Webメディアの校正・校閲の仕事に興味がある方は、まずは自身でWEBライターとして経験を積むことから始めてみると良いでしょう!
在宅ワーク始めましょ!
あさひなペコ
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