ドイツ・カッセル大学で母になりながら学ぶ – ママでも大学院で勉強できる環境とは?
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ドイツ・カッセル大学で母になりながら学ぶ – ママでも大学院で勉強できる...
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「母になったら学び直しは難しい」そんな風に思っていた私が、今ドイツ・カッセル大学の大学院で学んでいます。
子どもを育てながらの留学は、想像以上に大変なこともありますが、それ以上に「ドイツだからこそ実現できる環境」がありました。
この記事では、カッセル大学の歴史や公共交通機関での通学事情、休学制度を活用しながら学ぶ方法、そしてママでも学び続けられるサポート体制について紹介します。
カッセル大学とは?歴史と特色
カッセル大学(Universität Kassel)は、1971年に設立された比較的新しい大学です。
環境科学、社会科学、芸術分野で知られていますが、特に持続可能な開発や教育学に力を入れており、現代的で柔軟な学びのスタイルが特徴です。
この大学は、社会的包摂(Social Inclusion)を重視しており、家族や仕事と両立しながら学べる仕組みが整っています。
通学では公共交通機関を活用する
カッセルは、ドイツの中央部に位置し、交通の便がとても良い都市です。
大学へは路面電車(トラム)やバスを利用してアクセスできます。
学生は「セメスター・チケット」を持っていれば、州内の公共交通機関が無料で利用可能なので、経済的にも助かります。
2025年夏学期も、ドイツ国鉄乗り放題チケットと連携しているようなので、超お得!
子どもを連れての移動も考えると、駅やバス停のバリアフリー化が進んでいるのは、非常にありがたい点です。
ノンステップバス当たり前だし、なにより乗客のみなさんが、赤ちゃん連れに優しいんです!ベビーカーおろすの手伝ってくれたり、スペース空けてくれたりナドナド
休学しながら授業を受ける – ドイツの柔軟な大学制度
ドイツの大学には、「Urlaubssemester(休学学期)」という制度があります。
なにかというと、出産・育児、病気、インターンシップなどの理由で学業を一時的に休むことができる仕組みです。
ただし、日本の休学と違う点として、完全に授業を受けられなくなるわけではなく、条件付きで履修を続けることが可能です。
ペコの場合、育児を理由に休学申請を出しましたが、ゼミや一部の講義は継続して受けられていますし、希望すれば単位取得レポートの提出もできます。
そのほかにも試験やレポート提出の締め切りが延長されることもあったり、子どもを連れての授業参加が認められるケースも多かったりするんです。
この柔軟なシステムのおかげで、「学び続けること」を諦めずに済んでいるのです。
子育てしながら学べる!カッセル大学のママ支援制度
ドイツの大学は、子育て中の学生に対して手厚いサポートを提供しているケースが多く、ペコが学ぶカッセル大学でも、以下のような制度が整っています。
1. 子どもを連れての授業参加が可能
先述のとおり、カッセル大学、特に私が学ぶ修士の『歴史と公共』分野では、子どもを連れての授業参加を許可する教授が多いです。
また大学構内全体でも周囲の理解があるため、安心して学べます。
実際に、授業中に赤ちゃんを抱っこしたり、ベビーカーを引いたりしながらキャンパス内を歩くママ学生も目立ちます。
2. 学内の託児サービス(Kinderbetreuung)
大学内には託児施設があり、短時間でも子どもを預けることが可能です。
託児施設のほかにも、カッセル大学で学生をする人たちの有志で結成されたシッターサービスもあります!
シッターさんは、息子っちが生後3か月の時からお世話になっています。
3.構内にある親子部屋(Eltern-Kinder-Bereich)
大学内には、カッセル大学の学生や勤務者を中心に使用できる親子部屋(Eltern-Kinder-Bereich)という部屋が存在します。
おむつ台があるだけでなく、子どもが遊べるおもちゃがあったり、授乳しやすいソファーがあったりと、使いやすい!
図書館とキャンパスセンターに存在し、いずれも身分証明書(学生カード)があれば借りれます。
他のママや子どもたちと共同使用なので、マナーは守りましょう!
ちなみにメンザ(学食)にも授乳室兼おむつ替えスペースがあります!学生食堂は誰でも使用できるので、おむつ替えに困った際には利用できますよ!
まとめ – 母になっても学ぶことを諦めない
ドイツ・カッセル大学では、子育てしながらでも学び続けられる環境が整っています。
- 公共交通機関が充実していて通学しやすい
- 休学制度を活用すれば、無理なく学業と育児を両立できる
- 子どもを連れての授業参加が認められている
- 大学内の託児サービスや親子スペースを活用できる
「母になったら、もう学べない」と思っていた私ですが、ドイツではそんな固定観念を覆す制度が整っていました。
もし、子育てしながら大学院に通うことを迷っている方がいたら、ドイツの大学はひとつの選択肢になるかもしれません。
私の経験が、少しでも参考になれば嬉しいです。