Webライター講師としての記録とこれから~研究者としての静かな言葉をめざして~

私は2021年から2024年の産休に入る前までにかけての約3年間、Webライターや編集者・校正校閲の業務をしつつ、個人でWebライティング講師としての活動に取り組んできました。
その間に、2024年4月からドイツ・カッセルの大学院で歴史と公共を専攻しています!
途中からは妊娠、大学院と並行しての挑戦でしたが、残念ながらWebライティング講師としては、しっかり収益を出せず😅
動画講座の売上はゼロ、単発のお仕事はいただけたものの、中長期の継続的なお仕事に繋がりませんでした。
それでも、この3年間には大きな意味と学びがありました。
このページでは、Webライティング講師としての活動を記録としてまとめています。
活動の概要
単発でのWebライティング支援
- 個人事業主様向けに単発での支援依頼を受ける
- カウンセラー、農家、婚活コーチなど
- 詳しくは実績参照
動画講座リリース
- 2024年5月公開(副業入門編/Webライターの始め方)
- 詳しくはこちらから
Zoomを使用した体験講座やコラボ企画などの開催
- 90分の講座体験、自主開催イベント、コラボ企画を複数回実施
- プラットフォームainiにてホスト実績を積み上げた後、リザストを用いて個人集客に挑戦(2023年~2024年6月)
- 時々toB/toC向けオンラインドイツガイドや、駐在予定者向けドイツ・カッセル生活相談も実施
- 法人様との業務提携も実施
- 詳しい実績はコチラ
メルマガ配信
- 月1〜2回のペースでWebライター向け情報を配信
- 最終読者27名(2024年6月)
- 集客のための無料診断やプレゼント、動画講座資料を作成
正直な成果と気づき
恥ずかしいけど、正直に頑張ってきた成果や気づきを書きます。
Webライティング講師活動で得られたもの
- プロWebライターが行うWebライティングの設計や添削を体系化して伝える力
- 教材を「自分の手で構成・収録・編集」した実行力
- 本当は継続サポートが多かったらローンチしようと思っていた未公開のライティング教材。モニターしてくださった方の感想は以下👇から閲覧可能です
- 動画コンテンツ
- 受講者・読者との対話から見えたリアルなニーズ
人前で話すのが苦手なコミュ障でしたが、オンライン旅行で経たZoomの運用スキルをフルに生かして、最終的には動画コンテンツの販売ローンチを行うまでに成長出来ました。
プレゼンテーション資料の作成、活動のお知らせ宣伝、そしてZoomを使用した講座作成や実施は、今、ドイツ大学院でネイティブ学生と戦えるレベルに持っていけていると思っています。
現に、ビデオエッセイを作成した時は動画講座でのスキルが大いに生かせたと思っていますし、プレゼン作成も正直うまくできている実感しかありません。
(ドヤっているように見えるけど、実際、ドイツの学生の皆さんのプレゼンは文字だらけで、メチャクチャ退屈なんですよ。。。)
ペコ的Webライティング講師活動の課題と限界
- 継続案件につなげる導線の設計が不十分だった
- ローンチした動画講座の販売もゼロ😅
- そもそも臨月で宣伝もそんなにしていなかったの認知・価格・導線いずれも課題
- 産前産後のほか、大学院での勉強、家庭、研究と並行しての運営に限界を感じた
-
- 慢性的睡眠不足にさいなまれる
- 息子の手が離れない
- 自由時間の確保が困難
-
ウザがられるんじゃないかっていう不安も相まって、せっかくサービスまで考えていたのに宣伝やセールスが本当に苦手で;;
こういう意味で個人集客の難しさをヒシヒシ感じました。
『手数料』で中引きされる分、プラットフォームのほうが集客力はありますね。。
会社員で営業やっていた人たちが、どれだけこの世界強いのかも感じました。私には彼らのようなガツガツ感や勢い、継続力がなかった;;;
あとは産休前にフリーランスの方々から『産後3か月以降は楽になるよ』って言われていたのですが、そんなことはなかった。
息子は11カ月になろうとしている今でも後追いが激しく、置いただけで大号泣😂
夜も頻回に起きているので寝不足_(:3 」∠)_
大学付の保育園に通わせていますが、その間には授業参加や課題もあるので、自分の自由時間がそもそもない。
という感じで、Webライターとしての記事を1つ仕上げるだけで入念なスケジュール調整がないとシンドイ。
いつ手が離れるかもわからない中で、Webライターとしてそもそも本格復帰はまず不可能。ということは、Webライティング講師の再開なんて到底不可能、と気づきました。
こんな感じで、理想と現実のギャップが大きかったというのもありました。
Webライティング講師を始めた理由と、今の気持ち
Webライター・編集として働く中で、
「これから在宅で何か始めたい」
「個人集客したいけど文章に自信がない」
という声をainiでの講座運営を通して多く受け取り、自分の積み上げてきたライティングスキルをもとに、伝える側に挑戦してみたいと思ったのがきっかけです。
実際にやってみたからこそ分かることもたくさんありました。
ですが産後1年たとうとしている今は、課題の解決が見えない現状と、新しい軸ができたこともあり「Webライティング講師活動やWebライターをメインにはしない」という選択をしています。
今後の活動スタンスについて
2025年9月からの保育時間が延びるのですが、Webライティング講師としての活動は今後も休止いたします。
イベントの開催やオンライン講座の開催も当面は致しません。
ただし何かの縁があってこのページや私の活動を残しているプラットフォームを見られた方で、「教えてもらいたかった!」と思ってくださる方もいらっしゃるかもしれません。
そのためご希望の方には、個別相談やこれまでに作成した教材アーカイブ提供は行っていきたいと思っています。
教材の内容や、各種Webライティング体験に興味がある方は、お気軽にご連絡ください!
こんな方はお気軽にどうぞ!
- 文章を書くのがこわい、でも始めてみたい方
- Webライターを目指したけど「次どうすれば?」でつまずいた方
- 自分の発信を仕事や研究につなげたい学部生、院生の方
とくに研究者の方にとって、自身の研究を公に発信することにより、新しい研究のチャンスが生まれると感じています。
私もそのおかげで、かつてのお客さまで2025年3月をもって引退された眞鍋貞樹元教授の研究を受け継がせていただくことになりました。
というわけでこれからの発信について
これからは、今カッセル大学院で学んでいる歴史と公共分野(Public History)を中心に、ご縁があってお世話になる古代史研究室でメインにしている古代ギリシャや古代ローマ、そして私が今メチャクチャ関心のある記憶文化をテーマに、
「研究者としての言葉」
で静かに伝えていくブログを目指していきます。
なぜ【静かに】かというと、SNSも発信を控えていくためです。
正直、たくさんのプラットフォームを管理する時間も無ければ、そのために人を雇う資金もない。
そして、時間を見つけて、眞鍋元教授から受け継がせていただいたお雇い外国人カール・ルードルフのことについても発信したいと考えています。
Webライター講師としての経験も、研究発信や教育アウトリーチの場面で、きっと生かせると信じています。
あと、私の趣味の戦国武将や茶の湯のことも書けたらいいな( ´艸`)
最後に
Webライティング講師としての活動は、収益にはつながりませんでしたが、私はこの3年間、興味がある、やってみたい、と考える皆様に向けて、Webライティング講師として真剣に向き合ってきました。
その中で得た「設計力」「教材づくり」「届ける工夫」は、これからの研究発信や文化アウトリーチにもきっと役立つと感じています。
引き続きよろしくお願いしますm(__)m