海外ドイツ在住WEBライターは確定申告をどう乗り切ったか?体験談~2020年出国前編~
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海外ドイツ在住WEBライターは確定申告をどう乗り切ったか?体験談~202...
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Guten Tag!
ドイツ在住WEBライターのあさひなペコです^^
2020年9月にドイツ移住してからはや半年以上が経過しましたが、2021年4月に無事に海外ドイツから確定申告の申請が完了し、無事に還付金が振り込まれたと日本の両親から連絡をもらいました。
将来的にドイツをはじめとする海外に移住する人にとって、フリーランスの税金問題ってすごい気になっている人も多いんじゃないでしょうか?
私も気になりすぎてGoogle先生に質問しまくりました(笑)が、正しい答えって結局のところわからないもんなんですよね。
特に法人でもないし、自分の必要な分だけ稼いでいるフリーランス(個人事業主)の場合、税理士さんに任せる資金も無かったりするし。
ってことで、同じようにアタフタしているであろう海外移住予備軍の在宅ワーカーさんに向けて、今回はペコが実際に行った移住前から移住後までの確定申告の軌跡をご紹介します。
あくまで住む場所や稼ぎの状況によって色々違うかもしれません。
中には確定申告をしていないドイツ在住WEBライターさんもいる様なので。
ということで、あくまで一例として「ふうん」位の気持ちで読み進めてください(笑)
ドイツ移住前後のペコのスペック
私は2019年に国際婚活で出会ったドイツ人とコロナ禍で婚約し、2020年9月の真っただ中でハンブルク付近に移住した人です。
移住直前まで派遣社員として仕事していました。
だから、確定申告的に見るとこんな感じ。
出国前のペコ
- 派遣社員の賃金がある(2020年1~8月)
- 副業で在宅ワーク(WEBライター・アフィリエイト)の稼ぎがすでに年間で20万円以上ある(2020年1~8月)
- 住民税は自己負担
で、移住した後はこう。
移住後のペコ@ドイツ
- 在宅ワーク副業→ フリーランスのWEBライターとして本業になる(月10万円以上)
- 併せてTABICAでの体験による副収入
- 住民票は抜いて出国
- 退職~移住の間は国民健康保険へ加入(これは義務だよ!!)
- 日本時代の住民税は引き続き支払い義務がある(2021年8月分まで)
当面日本に帰国・長期滞在しないのでとりあえず住民票は抜いた
コロナだし、派遣でギリギリまで働いていたとはいえコロナによる派遣切りという形での退職だったこともあって、日本に帰国したら100%無職なペコ。
旦那さんも日本支社に出向していたことがあるとはいえ、すぐに日本へ再派遣って絶対にないって話でした。
日本の住民票を両親のもとにおいても良かったのですが、住んでいないのに健康保険や国民年金保険を自分で払うのはもったいないと判断したので、私の場合は住民票を抜きました。
住民票を抜く=支払い義務はない!んだけど……
住民票を抜くことで、抜いたその日から以下の費用は支払い義務が生じなくなりました。
- 住民税(東京都23区の場合!)
- 国民年金
- 国民健康保険
ここで注意したいのは、住民税!
住民税は前年度の年間における収入を通して、翌年にその分を後払いします。
これ、会社員の人は給料から勝手に天引きされるんですが、私の場合は派遣社員だったため住民税については派遣社員になったとたん自己負担(笑)
これを知らずに派遣社員に鞍替えするとヤバいので、気をつけてください。(私もこの時期は赤字家計だった)
【ホンネ】税金のコト、良くわからん(笑)
お金のことに詳しい人からすると「こいつやべぇ」と思われるかもしれませんが、お金のコトは素人なのでわかりませんでした。
なので、ひとまず無料で使える税理士ドットコムに、以下税理士の無料相談に潜入して聞き出す私。
税理士ドットコムは、税理士を探すサイトっていうだけでなく、無料相談も掲示板でできます。
同じように確定申告や海外移住の税金について悩んでいる人のも見れるので、まずは一度のぞくことをおすすめします。
私の場合、税理士さんに無料相談の機会をいただきました。
が!相談した税理士さんから結局「ドイツの税理士に聞いてくれ」と言われています。
「ど、どうする……?税理士さんでも不確かなことがあるのね!」
ってなったペコは、意を決して税務署に電話します。
念のため税務署に電話する
ペコさんはサスペンスドラマも好きで『窓辺太郎』をよく見ていたこともあり、こういうのはきちんと税務署にも聞かないと後で差し押さえられる!と思っていました(笑)
なので、昨年確定申告した近くの税務署にお問い合わせ。
初めてなのでわからないのですが、ドイツとの租税条約のために何かする方法ありますか?
そうしたら、税務署の人が丁寧に教えてくれました。
あなたの場合は「納税管理人申告書」を書きなされ。それで確定申告すればよいのです。
こういうのは直轄の回答に限りますね!!
税務署の人のすすめで出国前に納税管理人を立てました
私の個人事業主としての屋号に日本の住所を置かなければなりませんが、住民票を抜いてしまった以上は日本の住所がない。
なので、出国前に「納税管理人」を立てることをススメてくれた税務署の職員さん。
張り切って手続きします。
申請費用は発生しないので、本当に書類を提出するだけでOK。
なので、海外移住予定者はマジで納税管理人を立てたほうがオススメです。
私の場合は自営業で確定申告歴ウン十年の父を納税管理人に選任しました(実際にはメチャクチャ頭を下げた人)
お金に余裕がある人は、確定申告に強い税理士さんに納税管理人を依頼できるようです。
納税管理人のお願いはいつまでにやるべき?
国税庁では
[提出時期]
納税管理人を定めたとき又は出国の日までに提出してください。
引用:国税庁[手続名]所得税・消費税の納税管理人の届出手続
としていますが、絶対に出国直前はバタつく率100%なので、あなたの出国が決まったらすぐにやりましょう。
どうやって「納税管理人届出」をしたの?
指定の用紙のありかは税務署の人が教えてくれました。
[申請書様式・記載要領]
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerをお持ちでない方は、Adobeのダウンロードサイトからダウンロードしてください。
※ 上記のPDFファイルは、適宜の作業場所にダウンロードし、入力・印刷することができます。
適宜の作業場所にダウンロードしないと入力内容が保存できない場合があります。
引用:国税庁[手続名]所得税・消費税の納税管理人の届出手続
国税庁のホームページからダウンロードできるので、書き方にそって必要事項を埋めましょう。
提出方法は今住んでいる近くの税務署へ
- 郵送
- 来所(土日祝日除く、場所によるので確認必須!)
で提出OK!
必ず控えもいれておいて、切って貼り付け済み返信用封筒を入れましょう。
控えがもらえますよ!
ただし、返信用封筒は自分で自主的に入れないと税務署の人は返送してくれないので気をつけてください!
マイナンバーはどうした?
私の場合、住所があるうちに納税管理人申告書を出したかったので、早々に提出。
そのため、出国前まではマイナンバーカードが有効だったので、念のため記載しました。
が、確定申告時には失効しているので確定申告申請書には書いていません。
確定申告をどうやるか決める
納税管理人申請書が無事に受領されたので、2020年度の確定申告をどう対応するか、早いうちに親と話し合いました。
1)自分で確定申告してデータを送信し、納税管理人に印刷してもらい税務署へ提出
自分で確定申告の書類を作成できれば、データを日本に送信して、日本でプリントして提出という方法がありますよね。
ペコの場合、家計簿では「マネーフォワード家計簿」を使っている関係もあり、確定申告の書類はマネーフォワード クラウド確定申告によるデータ送信を活用したいと思いました。
フリーランスで年間所得が20万円以上の人は、まだまだ稼ぎの金額が少ないですよね。
そういう人でも無料である程度の機能が使えて、申請書も無料で印刷できるのがマネーフォワード クラウド確定申告でした。
なので、年収100万円未満とかのまだまだ稼ぎが少ないというフリーランスの人におすすめです。
実は私、かつては別の確定申告ソフトを使っていましたが、スマホ連携は上手くいったものの無料でできる範囲が限られていることに気が付きました。
それに、普段の日本円による現金収受はすべてマネーフォワード家計簿へ依存。
なので、データ管理が面倒臭かったんです。
今年は日本からドイツへの移住という過渡期であることからも、家計簿との連動はすごく重要でした。
もし、すでにマネーフォワード家計簿を使っていて混乱することなく確定申告を済ませたい方は、確定申告もマネーフォワード クラウド確定申告で連携しておくと管理が超楽ですよ^^
納税管理人が文明に追いつけなかったペコの場合
超便利なデータのやり取り・日本でのプリントアウトなんですが、ペコの場合、両親は高齢なのでパソコンやプリントが使えません。
なので、データ送信は一発アウトでした(´;ω;`)
2)納税管理人に全て任せる
一番いいのはコチラですよね。
あなたの確定申告を誰かが代わりにすべてやってくれるパターン。
- 月100万円など多額の金額を稼いでいるフリーランスや法人さん
- 税理士に確定申告をお願いできる経済的余裕がある人
については、納税管理人=税理士にすべて任せられるのでコッチを推奨です。
後半はいよいよ確定申告の本番へ……!
海外移住を夢見て在宅ワークで修行している場合、必ず確定申告をどうするか、しっかり調べなければなりません。
しかも、個人の状況によって変わるため、できれば税務署に電話して状況を説明することをおすすめします。
また、納税管理人の選任を後回しにすると、税理士さんとの面談も出来なかったり、出国前に両親や友人との食い違いも生じる可能性があるかもしれませんよね。
- 自分の移住する国の納税状況
- 税務署への問い合わせ
- 誰を納税管理人にするか(親?友達?税理士雇う?)
- 確定申告の提出方法はどうするのか?
この辺りは最低限やってほしいなぁとペコは思いました。
ってことで、次は確定申告の本番編をシェアしたいと思います。
最後まで読んでくれてありがとダンケ♪
あさひなペコ