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1970年代のユートピア映画を題材にしたゼミに参加してみた【ソイレントグリーン50周年】

  
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1970年代のユートピア映画を題材にしたゼミに参加してみた【ソイレントグ...

自分への備忘録もかねて、2025年夏学期に受講した授業について記録を残しておこうと思います。

今回は、博士課程の講師が教授と組んで行われた1970年代のユートピア映画に関するゼミを紹介します◎

この記事では、ゼミの参加記録や自身の学びの内容を紹介します。

映画を通じてユートピアとディストピアを考える

ユートピアとディストピアは、フィクションの世界だけでなく、現実社会の課題を映し出す重要なテーマです。

ペコが参加した2024/25年冬学期にカッセル大学のゼミでは、1970年代のユートピア映画を題材に、映像技術や思想的背景を学びながら議論を深めていく授業が行われました。

このゼミの構成は、前半4回で映画撮影技術の基礎や、ユートピア・ディストピアに関する学術論文をもとにディスカッションを行い、その後、各自に割り当てられた映画についてリサーチし、1時間のプレゼンを行うというもの。

ペコが題材にした映画『ソイレント・グリーン』

ペコは、1973年公開のディストピア映画『ソイレント・グリーン(Soylent Green)』について発表することになりました。

発表はドイツ語で行い、準備にはかなりの時間を費やしましたが、得るものも多かったです。

ゼミの前半では映画技術とユートピア・ディストピアの理論を学ぶ

ゼミの最初の4回では、技術的な側面と学術的な視点の両面から映画を分析する基礎を築きました。

1. 映画技術の基礎

70年代の映画制作技術は、現在と比べるとアナログな手法が主流でした。特に、

  • フィルム撮影と編集の基本
  • ライティングと色彩がもたらす効果
  • セットデザインが物語に与える影響

などを学びました。

『ソイレント・グリーン』のようなディストピア映画では、「未来」を表現するための特殊な撮影技法や、美術の工夫が重要なんですって!

ペコ
ペコ
例えば、本作では「未来のニューヨーク」を描くために、フィルターを使った独特な色調や、セットを小規模にし、群衆の圧迫感を強調するカメラワークが用いられています。

2. ユートピアとディストピアの学術的視点

映画を語るうえで、思想的な背景も欠かせません。

ユートピアとディストピアは単なる「理想郷」や「暗黒世界」ではなく、

  • 時代の社会的・政治的状況を反映している
  • 支配と自由、倫理と科学など、現代にも通じるテーマを持つ

といった点が重要です。

70年代は、公害問題や資源の枯渇、冷戦による緊張が社会不安を生んでいた時代です。

映画もその影響を受け、「人類の未来はどうなるのか?」という問いを投げかける作品が多く作られました。

ゼミの後半は『ソイレント・グリーン』のリサーチと1時間のプレゼン!【しかも子連れ】

ゼミの後半では、それぞれが担当映画をリサーチし、1時間のプレゼンを行いました。

私は前述の通り『ソイレント・グリーン』を担当。

映画『ソイレント・グリーン』は、資源不足が深刻化した未来の地球で、人類が新たな食料「ソイレント・グリーン」に依存しているというストーリー。

しかし、主人公が調査を進める中で、「ソイレント・グリーン」の衝撃的な秘密が明かされます。

プレゼンでは、以下のポイントを中心に話しました。

  • 映画の時代背景(1970年代の環境問題とディストピア的想像力)
  • 撮影技術と演出の工夫(圧迫感を生む群衆シーン、色彩の使い方)
  • 倫理的な問題と今日の社会との共通点(食糧危機と資本主義の暴走)

プレゼンでの意外な展開!担当講師の映画愛( ´艸`)

1時間の発表は、準備したものを全て出し切るつもりで臨みました。

ドイツ語でのプレゼンはハードルが高かったですが、台本のおかげもあり、実際に話し始めると意外とスムーズに進行。

しかし、発表の後半に差し掛かったところで担当講師が突然、私の代わりに話し始めるというハプニングが発生しました!(笑)

どうやら、担当講師は『ソイレント・グリーン』が大好きだったらしく、つい熱が入りすぎて、私が言おうとしていたことをすべて話してしまったようでした(笑)

最初は驚きましたが、「これだけ愛されている映画を発表できたのは光栄だな」と思うことにしました。

ブロックセミナーで多くのディストピア映画を知る

私の発表の日はブロックセミナー(長時間の集中講義)として行われ、他の学生の発表も聞くことができました。

ドイツ・フランスで作成された映画を中心としたため、

  • 『華氏451』(1966年)
  • 『2300年未来への旅』(1976年)
  • 『Le Dernier combat(最後の戦い)』(1983年)

など、多くのディストピア映画が紹介されました。

どれも「怖いけれど興味深い」内容でした。

ペコ
ペコ
まさかのリュック・ベッソン監督の初期作品を知ることになるとは!

特に、資源の枯渇や監視社会など、現代にも通じるテーマが多く扱われている点が印象的でした。

【子連れ問題】子どもを大学のシッターに預けて、落ち着いて参加できたよ!

ブロックセミナーは長時間の集中が必要なため、子どもを大学の託児サービスに預けました。

このおかげで、プレゼンに集中し、他の発表もじっくり聞くことができたのは本当に助かりました。

映画を通して考える未来と学びの経験は大きかった

このゼミを通じて、単なる映画鑑賞ではなく、映像作品がどのように社会問題や思想を反映しているのかを深く考える機会になりました。

  • 70年代のユートピア・ディストピア映画は、今の社会にも通じるテーマを持つ
  • ドイツ語でのプレゼンは大変だったが、良い経験になった
  • 講師の”愛”が溢れた発表時間は、むしろ楽しかった
  • ブロックセミナーで多くのディストピア映画を知ることができた

プレゼンが終わった翌日、疲れが一気に出たのか風邪をひいてしまいましたが(笑)、それでも得るものは大きかったです。

ディストピア映画は怖いけれど、未来を考えるうえでとても重要な作品群。

この分野は本当に難しいな、と期末レポートを書いて感じました(先生から原稿を没られて書き直しになる😂)が、これから映画を観る時はまた別の視点を持てそうな気がしました。

 

というわけて、今回はこれでお終い!

 

最後まで読んでくれてありがとダンケ!

あさひなペコ

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