あさひなペコ|Works & Portfolio
知の旅をかたちに──学びと語りと伝えることの交点で
Introduction|はじめに
私はドイツ・カッセル大学大学院「歴史と公共(Public History)」専攻で、“歴史をどのように語り、共有し、ひらいていけるか”を探究しています。
研究の途上で出会った思考や発見を、ブログやメルマガ、ZINE、映像、ツアー、プレゼンテーション資料、ハンドアウトなど、さまざまなかたちで表現してきました。
このページは、その「学びのアウトプット」をまとめた地図のような場所です。
研究、執筆、ZINE制作、講座や案内──すべては一つの“知の旅”としてつながっています。
Profile|プロフィール
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名前:あさひなペコ
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所属:カッセル大学大学院「歴史と公共(Public History)」専攻
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関心領域:Public History/古代史/文化記憶/展示叙述/語りと沈黙の表象
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拠点:ドイツ・カッセル
学びを通じて、「歴史を語ること」そのものを問い直しています。
大学院での研究テーマを軸に、個人出版やウェブメディアを通じて、“知をひらく方法”を試行しています。
Research|研究と学びのテーマ
主な関心領域
- 公共史(Public History)
- 古代史(古代ギリシャ、古代ローマ、古墳時代、現代における受容)
- 近・現代史(関心領域はお雇い外国人、WW2)
- 展示空間における語りと沈黙
- 歴史叙述とメディア/テクノロジー(映像・ZINE・ウェブ・AI)
研究記録(抜粋)
- 課題エッセイ:Das Hessische Landesmuseum in Kassel — Eine kurze Analyse der Ausstellungsräume 1.1 bis 1.3 der vorgeschichtlichen Abteilung
- 課題発表およびエッセイ:Griechische Vasenmalerei:Amphora T/674(2025年)
- 課題エッセイ:Karl Rudolph – Der unbekannte Reformer, der Japans Kommunalverwaltung prägte – Der preußi sche Geist der Selbstverwaltung und die japanische Moderne –(2025年)
- 課題グループポートフォリオ(歴史叙述xAI):Die Schlacht von Sekigahara Tokugawa Ieyasu (徳 川 家 康) und Ishida Mitsunari (石 田 三 成) in Computerspielen, audio-visuellen Medien und lokaler Erinnerungskultur(ゲームパート担当)
研究で得た学びや問いは、そのままZINEやビデオエッセイ、編集やツアー企画へと発展しています。
学問と創作のあいだを行き来しながら、“考えることをかたちにする”試みを続けています。
Works|作品・アウトプット
考えるって、楽しい。
をモットーに、作品やアウトプットを進めています。
Study Notes|学びの断片ブログ
授業発表や短文レポートから生まれた思索の断片をまとめたブログ。
ハンドアウトの抜粋や授業中の考察メモを再編集し、“学びの途中にある思考”を可視化していきます。
ここで芽生えた小さな問いが、ZINEや研究テーマへとつながっていきます。
ZINE・自主制作
ZINE No.0『ひらかれた歴史 ─ カッセルからはじまる知の旅 ─』
ステップメール「プレ“知の旅”」登録特典として制作。
大学での学びを「ひとりの旅」としてまとめた初のデジタルZINE。
歴史を“読む”のではなく、歩くように感じ、一緒に「歴史をひらく」について考えてほしい──
そんな思いから生まれた、学びのはじまりの一冊です。
(今後:No.1以降、有料シリーズとして展開予定)
Writing|公共へひらく文章
歴史や文化を一般読者に届けることを目的に、文化・観光・企業メディアでの執筆・編集を行っています。
- 『Travenue』『楽活』ほか、観光・文化系メディアへの寄稿
- 『Whiskeen』編集・記名記事執筆(ウイスキー文化・企業史)
- 個人事業主様の販促、プロフィール執筆・構成チェック(個人史・記憶叙述)
- 歴史文化ウェブメディアでのコラム・インタビュー企画
- 本ブログ
- メルマガ連載『知の旅便り from Kassel』
修士課程に進む以前からライターとして活動し、これまでに約2,000本の記事・コラムを執筆。
取材・構成・編集を通して、「知をひらく文章」のあり方を探ってきました。
専門の言葉を、生活の言葉で語りなおすこと。
それが、私にとってのPublic Historyの実践です。
Video Essay|映像による表現
- ビデオエッセイ課題:Der Discovery-Tour-Modus von Assassin’s Creed Odyssey und der Palast von Knossos — Digitale Geschichte und Public History im Computerspiel(2025年)
映像は、ZINEや文章とは異なる「歴史の語り」の実験場。
見ること・歩くこと・語ることが交わる場所を模索しています。
Narrative Practice|語りの現場から
歴史や文化を「人と共有する現場」で語ってきた経験も、私の学びの一部です。
企業研修や教育機関向けのツアー、オンライン体験ガイドでは、“知をどう伝えるか”という問いを実践的に考えてきました。
- 日本を代表する製造企業様向け 文化・歴史ツアー企画・ガイド
- 教育機関・大学向けオンライン旅行(欧州文化・歴史体験)( 当日の記録はこちら)
- 地方産業・食文化企業向け オンライン体験プログラム
- 高齢者施設・市民団体向けオンライン文化ツアー(当日の記録はこちら)
- 現地ガイド・通訳案内(ドイツカッセル市内)
- 拓殖大学・眞鍋貞樹元教授のカッセル訪問を案内(当日の記録はこちら)
歴史や文化を実際に案内することは、語りのデザインを考えること。
この経験も、Public History研究の土台になっています。
Collaboration & Services|協働できること
- 歴史・文化・観光分野のコラム寄稿・リサーチ執筆
- 展示企画・構成アドバイス(ナラティブ設計・史実考証)
- ツアー・オンライン体験企画/ガイド登壇(教育機関・企業向け)
- 講演・ワークショップ(Public History/ZINE/語りのデザイン)
- ゲーム・物語設計支援(公共史の視点から)
- 文章支援・編集サポート(文化機関・企業広報・社史など)
歴史を「人と共有できる物語」にするお手伝いが可能です。
日本の博物館や研究機関・メディア・教育・企画チームとの連携を歓迎します。
Vision|これからの展望
歴史を「学ぶもの」から「ともに語るもの」へ。
その橋をつくる方法を、ZINEや映像、ツアー、文章を通して探っています。
今後は、
- 博物館・大学・メディア・ゲーム企画などとの共同制作
- Public Historyをテーマにした展示・ZINEシリーズの拡張
- 「見る・歩く・語る」を結ぶリサーチプロジェクトの展開
を構想しています。
🔹 Contact|お問い合わせ
お問い合わせはフォームよりお願いいたします。
現在ドイツ在住・子育てをしながら、カッセル大学大学院での研究とプラクティクム(実習)に取り組んでいます。
そのため、日本との時差(−7〜8時間)や授業スケジュールの都合上、日本時間の午前〜午後のオンライン対応は基本的に行っていません。
ご相談・取材・打ち合わせ等は日本時間の夕方(欧州の午前)を中心に、または メール/ビデオメッセージ等による非同期対応で柔軟に調整しています。
研究・制作と並行しながらの活動になりますが、ご一緒できるテーマがあれば、ぜひお気軽にお声がけください。
最後まで読んでくれてありがとダンケ!
あさひなペコ